音痴・カラオケ恐怖症の克服法7選【前編】

カラオケに行った時に歌える曲が無い…。

いざマイクを握らねばならなくなった時に、これはとても辛いですね。
当教室に通われる生徒さんの何割かはカラオケがとても苦手という方です。
中には生まれてから1回もカラオケで歌ったことがなかったという方も!

そういった生徒さん方の素晴らしいところは悪い力み癖などがないところですね。
伸びしろしか無いですし、伸び方も素晴らしいです。

では「歌が苦手タイプ」の生徒さんたちのお悩みと対処法をまとめてみましょう。

1.音程が取れない

まず過去に「音痴」と言われたことがあるというのがトラウマになっている人がいます。

  • 音が外れてるのが自分でわかるけど直せない
  • そもそも音が外れているのかもわからないけど合ってはいないと思う

そういう方の対処法としてはまず歌ってみたい曲を1〜3曲決める。
ヒトカラ(一人カラオケ)に行き、ガイドメロディーを大きめ、伴奏を小さめにしてメロディーに合わせて歌うようにしていきましょう。
そうするとターゲットの音が聴きとりやすくなります。
見えるガイドメロディー機能がある時はそれも使って、自分の歌との高さの違いを研究してみましょう。

そして同じ曲を繰り返し歌い、メロディーを覚えていきます。

レッスンを受けられる場合はまず発声練習の中でピアノに合わせて歌う。
課題曲のメロディーに合わせて歌う。
音が取りにくいところは反復して修正していきます。

最終的には通常のカラオケに合わせて歌える様に仕上げていきます。

2.リズムが取れない

リズム感が無いというコンプレックスがある方。いらっしゃいます。

まずは手拍子、または手で太ももをタップしながらテンポ(ビート)を感じてみましょう。
それに合わせて歌っていきます。
鼻歌的な感じで繰り返してビートとメロディーのリズムを合わせていきましょう。

レッスンを受けられる場合は、ビートをさらに細かく、グルーブ(8ビート、16ビート、スイングなど)を意識し、テンポを落として反復していきます。

3.滑舌が悪い

滑舌が悪いというお悩みの方。いらっしゃいます。

私の出身中学は当時演劇部が非常に盛んでしたので、毎日発声と滑舌を混ぜた練習をしているのを目にしていました。
今テレビなどで喋るお仕事をしている方々も滑舌の練習を今までたくさんしてきていらっしゃいます。
これは練習すれば必ず上達するものなのでやってみましょう♪

まず、
「あ、え、い、う、え、お、あ、おー」
次に
「か、け、き、く、け、こ、か、こー」
と、あかさたな順にやっていきます。
くれぐれも喉はお大事にしながら。

レッスン内ではそこに音階をプラスしてやっていきます。
上級者さんのレッスンでも音階を複雑にしながら必ず取り組んでおります。

4.歌うと喉が痛くなる

これは深刻な悩みですね。

私もかつてはボーカルレッスンで無理をして1年間喉が痛かった頃がありました。
歌が上手くなりたいのに、喉が痛くなる。
これ、最悪です。

対処法としてはミックスボイスのマスターです。

ミックスボイスというのは、地声っぽく聞こえる裏声と解釈してもらうと良いです。
「いやいや、本物の様に強い声で歌いたいんだよ」と思うかもしれませんが
いきなりビジュアルバンドや声優さんの様なパワフルな声で高音を歌おうとすることは無謀です。
体操を始めたばかりの人が2回転宙返りをしようとするようなものです。
怪我をします。
歌の世界も健康第一です。

まず高い方の音域からため息の様に
「はーーーーーーーーあ」
声をスライドダウンさせていきます。

次にリップロールです。
子供の頃に唇をプルプルいわせながら声を出していたのを思い出してください。
それを広い音域で出してみます。

レッスンに来られる場合はミックスボイスの色々なエクササイズで練習していきます。
下にミックスボイスに特化したレッスン動画を貼っておくので
地声とミックスの音質差があまり無い
喉に負担のかからない声を仕上げて行ける事をご参照くださいませ。

「音痴・カラオケ恐怖症の克服法7選【後編】」へ続きます。

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